2019年の技術的ふりかえり

2019年もあと少し、ふりかえりの時期となった。

去年の記事は 2018年に(技術的に)やったこと - castaneaiのブログ であり、去年は Google Cloud Platform を触り始めてクラウドを初めてまともに使ったことがハイライトだった。

では、2019年はどうかというと、技術書が最も大きい要素だった。

「技術書典」と技術同人誌

2019年4月に「技術書典6」にサークル参加して、はじめて本を書いた。

castaneai.hatenablog.com

技術書以前に本を書いて頒布するというのが初めての体験で、多くの学びがあった。

登壇

2019年は個人で技術系の勉強会でLTをした。過去にも大学のサークルでLTしたり、会社で登壇したりしたことがあったけど、個人でpublicな場所に乗り込んでいったのは初めてだったのでいい経験になった。

output の多い1年

技術書執筆に登壇と、いわゆる output の活動が多い1年だった。outputすると良いっていうのは散々インターネットのあちこちでも言われてるのでいまさら「outputは良いぞ!!効果は〜〜〜」と細かく書くつもりはないけど、良いですよね。

では、input は何もなかったのか?というと、ないことはないはずなので頑張って思い返す。

2019年の input

Goらしい書き方

仕事でも趣味でもGoを多用してたので、その都度Goの標準ライブラリのソースを読んだりしてGoらしい書き方がわかってきた。 具体的にはcontextパッケージ、WaitGroupなどの非同期処理イディオム, インタフェースの書き方、Functional Option Patternなど。

gRPC

GCPで使われていたことから興味を持ち本を書くまで至ったgRPCの存在は大きかった。これも上のGoの話にもつながっていて、gRPCを学ぶ時は大抵 grpc-go のコードを見ていたので「へぇ〜こういう書き方をするんだなぁ」って学ぶことも多かった。

去年の目標と比較して

いろいろ学びがあってよかった、、と締めたいのだが2018年に掲げた2019年の目標を見返してみると…

  • 社の平均技術レベルを引き上げる
  • 社でつくっているものをオープンソースにする
  • 英語
  • MMORPG をつくろう Project をすすめたい

この4つのうち達成できたと感じたのは「社でつくっているものをオープンソースにする」だけである。 残りの3つは達成できなかった。

特に英語は絶対に役立つってわかってはいながらも学習する気持ちがでてこなかった、2019年に初めて海外に行った直後は「これは勉強しなきゃ!」となったけど1ヶ月もするとその気持は消えてしまった。

どうにかしたいとは思ってるが、現状打開策はない。

2020に向けて

最近社でも個人でもやり始めたProjectがあって、それを進めていきたい。詳しくブログに書けないのがもどかしい気持ち。 大きなプロジェクトに関われるのは光栄なんだけど、個人で気軽に情報を公開できなくなっていくのが悲しいですね。

だからといってどんどんclosedにならないように、Openなものもちゃんと一定のペースで公開できる2020年でありたいです。